2019年度

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【2019年度・技術史編】「走りきる」とは、未来の走りを定義する言葉である― 400m後半局面(200m – 400m)における構造崩壊と維持の技術史 ―

問題提起――なぜ400mの後半は「別競技」になるのか400mは、単なる「長いスプリント」ではない。200mを過ぎたあたりから、競技は明確に別の性質へと移行する。 乳酸の蓄積 神経系の遅延 出力低下 動作制御の破綻この局面で問われるのは、速さ...
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【2019年度・発達史編】「理想の400m像」は、どのように言語化されたのか―― 感覚から構造へ、構造から言葉へ ――

序論――「理想の走り」は、最初から言葉ではなかった多くのアスリートは、「理想の走り」を持っている。しかし、その多くは、 感覚的 曖昧 状況依存という形で、身体の内側に沈殿している。松本奈菜子における「理想の400m像」も、最初は例外ではなか...
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【2019年度・横断分析】2019年「走りきれなかったレース群」の構造的考察―「未達」が可視化した、次なる進化の輪郭 ――

序論――「走りきれなかった」という言葉の重さ2019年シーズンを通して、松本奈菜子のコメントに繰り返し現れる表現がある。それは「走りきれなかった」という言葉だ。これは単なる失速や疲労を意味しない。競技史的に見ると、この言葉は、 自己基準の明...
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【2019年11月・地域活動編】走る歓声、広がるつながり― 初めての「ももりんダッシュ No.1」が示した、もうひとつの競技者像 ―

イベント概要イベント名: ももりんダッシュ No.1開   催   日: 2019年11月3日会         場: 福島駅前通り競 技 内 容: 30m走(未就学児から大人まで)街がスタジアムになる一日11月3日、福島駅前通りで開催され...
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【2019年度シーズン総括】全13戦を貫く軸―― 「国内で勝つ選手」から「世界基準で自己を測る選手」への転換 ――

はじめに――2019年という「転換の年」2019年度は、松本奈菜子にとって「実業団選手として本格的に世界を意識し始めた最初の一年」であった。結果だけを見れば、優勝、表彰台、入賞、悔しさの残るレース――それらが混在する、決して一直線ではないシ...
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【2019年度・第13戦】第103回日本陸上競技選手権リレー競技大会―― シーズン最終戦が示した多面的省察と2020年への決意 ――

大会概要大会名: 第103回日本陸上競技選手権リレー競技大会開催日: 2019年10月26日 – 27日会   場: 北九州市立本城陸上競技場(福岡県北九州市)レース結果女子4×100mリレー 記録: 45秒77 順位: 6位 担当区間: ...
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【2019年度・第12戦】Denka Athletics Challenge Cup 2019―― 回復への兆しと「静かな継続」の戦略的価値 ――

大会概要大会名: Denka Athletics Challenge Cup 2019開催日: 2019年10月19日会   場: デンカビッグスワンスタジアム(新潟市)レース結果女子400m(タイムレース)記  録: 54秒59順  位:...
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【2019年9月・特別編】ドーハの空気が刻んだもの― 走れなかった世界選手権と、次の舞台に立つための視座 ―

大会概要大会名: 世界陸上競技選手権大会 DOHA2019開催地: カタール・ドーハ開催期間: 2019年9月27日ー10月6日種 目: 混合4×400mリレー日本代表結 果: 出場機会なし日本は〔青山聖佳 - 若林康太 - 田村朋也 - ...
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【2019年度・第11戦】第74回国民体育大会―シーズン終盤の記録低下が示した「練習不足」の意味 ―

大会概要大会名: 第74回国民体育大会開催日: 2019年10月4日 – 8日会   場: 笠松運動公園陸上競技場(茨城県ひたちなか市)レース結果女子400m記 録: 55秒42順 位: 4位松本奈菜子のコメント練習不足を感じるレースでした...
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【2019年度・第10戦】全日本実業団選手権― 二冠の裏で突きつけられた「53秒前半」という未到達 ―

大会概要大会名: 第67回全日本実業団陸上競技選手権大会開催日: 2019年9月20日 – 22日会   場: ヤンマースタジアム長居(大阪市)レース結果女子400m 記録: 54秒35 順位: 1位女子4×100mリレー 記録: 45秒8...